日常生活で「楠(クスノキ)」は あまり馴染みがないように思います。
日本の木材といえば杉やヒノキが有名ですね。
私の生まれ育った 宮崎県は杉の名産地。
県の杉丸太の出荷量は30年連続です。
それに加えて私の実家は材木店でしたが、こちらはヒノキの集成材を主に取り扱っており、クスノキは木材の中でも疎遠な存在でした。
しかし、様々な縁がつながり宮崎県で作られる天然100% クスノキの樟脳(しょうのう)に出会いました。
最初に聞いた時の反応は「ショウノウって何だ?」でした。
現物をみて衝撃を受けました。
その香り。効果。希少性。
抽出されたクスノキオイルの清涼感は気持ちをスーッと落ち着かせてくれます。
クスノキは比較的 温暖な地域に生息しているクスノキ科の常緑樹です。
主に本州の中南部から、四国、九州、沖縄に生育しています。
少し調べてみると・・・日本で最初に樟脳が作られたのは恐らく安土桃山時代。
豊臣秀吉の命令で薩摩藩が朝鮮へ出兵した際(文禄・慶長の役)、連れ帰った陶工が最初に作ったと言われています。
朝鮮出兵を指示していたのは秀吉が天下統一して亡くなるまでの間ですので、関ケ原合戦(1600年)の少し前くらいになるので約420年前になります。
その後、 薩摩藩が特産品としてクスノキを御用木として育て、特に力を入れて樟脳作りをしていたそうです。
宮崎には天照大御神が隠れた天の岩戸や、天孫降臨の地、高千穂。初代天皇が生まれ育った日本神話の土地でもあり、多数の由緒ある神社があります。
そういった神社には巨木があり、中にはクスノキも非常にたくさん植えられています。
樟脳になったクスノキの香りや効果もそうですが、実際に側で見てみると その本来の大きさ、存在感にも圧倒されます。
次のページに「くすのき」の効果について詳しく紹介させて頂きました。
ご参考頂けましたら幸いです。
当店舗名は「くすのき」を屋号にしております。
宮崎産の「くすのき」の魅力が皆様に大きく広がり、 伝わることを願いに込めております。